【Osmo Pocket】割り切りが実現した「ぬるぬる体験」…さあ何を撮ろう?
給付金も出たし、思い切って買ってしまいました。
そう、トヨタのCMで香川照之が持っているアレです。
「Osmo Pocket」(オズモポケット。以下オズポケ)と聞いて、何それ?という顔をされても、あのCMの…というと、あー!と反応されます。
もしかしてあのCMは、実はオズポケのCMだったのでは?と思うほどです。
・トヨタイムズ トヨタ工業学園 取材 60秒 - YouTube
https://youtu.be/8UiWGCQ9jyA
香川照之が持っているのは何かというと、ジンバルが一体になったカメラなんですね。
ジンバルとは、動画のブレや揺れを抑えてスムーズな撮影を可能にする機械のこと。
今ならドローンを使えばブレなくスムーズな動画が撮れますが、ちょっと前の映画やテレビはクレーンやレールが必要でした。
それが、わずか電動歯ブラシくらいのポケットサイズで、ブレを抑えるスタビライザーと4K動画が撮れるカメラまで内蔵しているのです。
「Go Pro」が出たときもあのサイズで鮮明な動画が撮れることに驚きましたが、実際オズポケをさわってみるとGo Proを越える驚きがありました。
これが4万円ほどで買えるなんて…。
日本のメーカーにはちょっと真似できなそうです。
【国内正規品】 DJI OSMO POCKET (3軸ジンバル, 4Kカメラ)
- 発売日: 2018/12/15
- メディア: Camera
とはいえ、このサイズと価格を実現するのに割り切った部分があるのも事実。
まず最初に電源を入れてつまづくのがアクティベーション。
オズポケを使えるようにするには、iPhoneかマイクロUSBのタイプCが挿せるAndroidスマホが必要なんです。
「スマホファースト」の時代とはいえ、スマホにアプリを入れてつないであげないと初期設定ができないという割り切りは、ちょっとすごいです。
僕のスマホはタイプBだったので、ムスメのスマホを借りて初期設定しましたよ…。
同封されたマニュアルには、電源と撮影ボタンしか記載されていないのも割り切りですね。
小さな液晶画面を上下左右にスワイプすればいろいろな設定ができるのですが、最初は設定を変えるたびにムスメのスマホを借りなければならないのか?と思いました。
◇ ◇ ◇
そんな割り切りのおかげで、このサイズと価格が実現したんですよね。
実際に撮れる4K動画はすばらしいの一言です。
早速、先日50年を超える歴史に幕を下ろした新潟市の西堀飲食店街を撮ってみました。
・新潟・西堀飲食店街 - Niigata Nishibori Inshokutengai Redlight District on Saturday June-2020 - YouTube
https://youtu.be/9c3z3MJBzu4
ブレがない動画を「ぬるぬる」と表現するのだそうです。
Go Proや今どきのカメラにはたいてい手ぶれ防止がついていますが、オズポケのぬるぬる体験は想像以上で、空中をゆっくり飛ぶような動画が撮れました。ぬるぬる。
ちょっと逆光には弱いかな、と思いましたが、西堀飲食店街の暗い通路もちゃんと撮れたので十分でしょう。
◇ ◇ ◇
すばらしい画質の4K動画が撮れるオズポケですが、問題は、4K動画を編集するには高スペックのパソコンと編集ソフトが必要なこと。
なのでしばらくは撮ったまま、編集なしでYouTubeにアップします。
最大の問題は、こんな高画質のカメラでいったい何を撮るかということかもしれません。
電器店のスタッフさんにも「いったい何を撮るんですか?」と言われる始末…(怪しまれてる?)。
いろいろな街の様子を撮りたいと思っても、映りがよすぎて、他人様の映り込みが気になってしまいます。
幸い画角は狭いので、ある程度は人を避けて撮ることはできるのですが、ただでさえ新潟の人って警戒心が強いでしょ?
あと数年で取り壊される新潟駅の様子とか残しておきたいのですが、人が多いのでやっぱり躊躇しちゃいます。早朝に行こうかな。
本当は東南アジアとか旅先で撮りたいところなのですが…。
早く新型ウィルスが落ち着いてほしいなぁ。