マチフル -machifull-

新潟や日本や東南アジアの街ネタブログ。見たり聞いたり読んだり買ったりの感想メモも。目指すは陸マイラー。

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読んでみた

【教えないスキル〜ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術】自分で考えるために大人にできること

「ちゃんとやれ」「なんでできないんだ」はすでにパワハラなのだそうです。日本はパワハラ大国ですね。 久保建英が移籍したスペインのビジャレアルに日本人コーチがいたとは知りませんでした。『教えないスキル〜ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術』は、20…

【アジア新聞屋台村】アジアの混沌から見えたグローバル時代の日本人の生き方

アジア+新聞+屋台、僕的にはもう読むしかないでしょ?ってな組み合わせ。期待以上でした。 『アジア新聞屋台村』は、最近ソマリランドの本で注目を集める作家高野秀行さんが、東京でアジア各国の新聞を発行する不思議な新聞社「エイジアン」に編集顧問とし…

【空き家を活かす】豊富な空間資源に「小さな物語」と「遊び」を埋め込む

シモ古町に空き家(というか、空きビル)を持つ僕としては読まなければならない一冊と思いました。 『空き家を活かす~空間資源大国ニッポンの知恵』は、人それぞれの生き方や暮らしと結び付いた「小さな物語」を空き家に埋め込んで、まちを変えていこうと訴…

【白い孤影 ヨコハマメリー】横浜のローカル性を映し出す、生ける都市伝説

初めてメリーさんを見たときは、驚くとともに、横浜という街の懐の深さを感じました。 『白い孤影 ヨコハマメリー』は、横浜ローカルのいわゆる都市伝説的存在だったおばあさん、メリーさんの人生をたどったドキュメンタリーです。メリーさんは以前にも舞台…

【完本 しなやかな日本列島のつくりかた】しなやかな古町をどう作る?

新潟三越撤退のニュースを、この本を読みながら聞いていました。 『完本 しなやかな日本列島のつくりかた』は、『デフレの正体』『里山資本主義』の著者である藻谷浩介さんが、現場に身を置いて行動する「現智の人」13人との対談から、日本再生の切り札を探…

【コンビニ外国人】人手不足の救世主?現代の奴隷制度?歪んだ現実に迫る

初めて中国韓国台湾人以外の外国人コンビニ店員さんを見かけたのは数年前、たしか古町7のNSGスクエア1階のローソンでした。彼らもベトナムやミャンマーから専門学校に留学してきたのかもしれません。 東京のコンビニでは、もはや外国人店員さんの方が日本人…

【新潟の逆襲】新潟県がいまピンチ⁉ でも隠れた「宝物」はいろいろある!

人口減、ライバルが追い上げる米や酒、J2降格寸前のアルビ…など、ピンチにある新潟だけど、いろいろ売り込める宝物はあるんじゃない?という本です、ざっくり言うと。 読んでみました、田村秀新潟大教授の『新潟の逆襲』。新潟について『優れたお宝が山ほど…

【僕たちの戦争】戦時中の日本兵と現代のフリーターがタイムスリップ…結末は?

10年以上前の作品だからネタバレしちゃってもいいよね?この作品、やっぱり気になるのはラストシーンです。健太と吾一は元の世界に戻れたのでしょうか。 『僕たちの戦争』は、戦時中の特攻隊訓練生・石庭吾一と、現代のフリーター・尾島健太が入れ替わってし…

【AI時代の人生戦略】AIを使いこなす側に立つために…必要なのは理系アタマ?

AIが仕事に導入されることを、脅威と思うか、楽しみに思うか。この違いがこれから数年で大きくなってくると思います。 成毛眞さんの『AI時代の人生戦略〜「STEAM」が最強の武器である』は、AIに使われるのではなく使う側に立つために何が必要かを教えてくれ…

【縮充する日本】新潟の大雪で考えた…人口減の日本で「参加」を増やす6条件

例えば、今回新潟県内を襲った大雪で。道路の除雪がなかなか来ない。役所に苦情の電話を入れる前に、だったら自分たちでやってしまおう!となるために、何が必要か…。 そんなことを考えながら読んだのが、コミュニティデザイナーの山崎亮さんが書いた『縮充…

【我慢をやめてみる】「日本を元気にするには、起業(と社内起業)が必要だ」

一応最初に。僕自身は起業をする予定なんてないですよ。自分を押し殺して我慢していると感じることもないです。…もしかして鈍感なだけ? 『我慢をやめてみる』(朝日新書)は、LINEの元社長で、一昨年動画メディア「C CHANNEL」を立ち上げた森川亮さんが、起…

【ラオスにいったい何があるというんですか?】行ってみなければ分からない!

ラオスには何がある?…隠れたコーヒー産地なんだそうです。最近気になっています。 『ラオスにいったい何があるというんですか?』は、村上春樹さんが1995年から2015年にかけて雑誌などで発表した紀行文をまとめた本です。ラオスの他にも、ボストンやニュー…

【ぼくらの仮説が世界をつくる】情報からではなく「仮説」から始めよう

仮説を立てる前に、つい情報を集めちゃっていませんか。はい、僕はそうです。すみません。 講談社の敏腕編集者から独立して、作家エージェント「コルク」を起業した佐渡島庸平さん初の著書『ぼくらの仮説が世界をつくる』は、新しいモノやコトを作る人には勇…

【新富裕層の研究―日本経済を変える新たな仕組み】未来の常識が始まっている

『新富裕層の研究―日本経済を変える新たな仕組み』(祥伝社新書)は、今の世の中の仕組みを知り、次の時代の変化を感じ取る一冊。著者の加谷珪一氏は日経BPの元記者からコンサルティング会社の代表を経て、「自らも富裕層になった」(帯より)という経済評論…

【学校蔵の課外授業】佐渡の廃校から考えるニッポンの未来

『学校蔵の課外授業』は、佐渡の廃校を酒づくりの場として生まれ変わらせた「学校蔵」で毎年行っている特別授業から、地域のあり方や未来の日本を考える一冊です。 特別授業に登壇した3人の講師のインタビューから気になった言葉を拾ってみます。 ■『佐渡は…

【本当に住んで幸せな街 全国「官能」都市ランキング】僕らの住む街は官能的か

『本当に住んで幸せな街 全国「官能」都市ランキング』(島原万丈+HOME’S総研 光文社新書)は、日本の都市を「住みよさ」や「住みたい街」のランキングではなく、官能的かどうかでとらえ直そうとする一冊です。 官能的な街とはどういう街でしょう。いろいろ…