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マチフル -machifull-

新潟や日本や東南アジアの街ネタブログ。見たり聞いたり読んだり買ったりの感想メモも。目指すは陸マイラー。

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【AI時代の人生戦略】AIを使いこなす側に立つために…必要なのは理系アタマ?

読んでみた

AIが仕事に導入されることを、脅威と思うか、楽しみに思うか。
この違いがこれから数年で大きくなってくると思います。

成毛眞さんの『AI時代の人生戦略〜「STEAM」が最強の武器である』は、AIに使われるのではなく使う側に立つために何が必要かを教えてくれる一冊です。

 

AI時代の人生戦略   「STEAM」が最強の武器である (SB新書)

AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)

 

 AIが新聞を書く時代

AI(人工知能)と言っても遠い世界の話…と思っていた僕を、はっと目覚めさせてくれたのが、日本経済新聞が新聞記事を自動で書くAIを開発したというニュースでした。
日経が1月に公開した「決算サマリー」は『AIを使い、決算短信を要約してテキスト化。売上高や利益、その背景などをわずか数分で記事の体裁にまとめ、日経電子版などに配信する』のだそうです。
・日経「AI記者」の衝撃 開発の背景に「危機感」 - ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1703/03/news082.html

「AI記者」の登場はたしかに衝撃ではありますが、定形の記事は自動化して、人間は人間にしかできないことをやればいい―。
そう考えればAI時代だって悪くない、むしろいいんじゃない?とさえ思うのですが、いかがでしょうか。

大事なのは理系アタマ

アメリカでは今、「STEM教育」が重視されていると言います。
STEMとは、
・サイエンス(科学)の『S』
・テクノロジー(技術)の『T』
・エンジニアリング(工学)の『E』
・マセマティックス(数学)の『M』
…を並べた造語です。
一言で言えば「理系が大事!」ってことです。
この時点で文系文学部卒のワタクシ、涙目です。

成毛さんは、数学を軽視する私立文系受験がいけないと主張します。
僕はこの主張は少し疑問です。
私立文系受験があるから数学を軽視したわけではなくて、数学が苦手になってしまったから数学を受験科目に選ばなかっただけではないかと…。ニワトリが先か、タマゴが先かみたいな。
国公立大を目指しながら数学が受験科目にない大学に進学した僕はそう思うわけです。

アートの発想でAIを使う

成毛さんは理系だけじゃなくて、この「STEM」に、ART(芸術)のAを加えて「STEAM」が大事と言っています。
アートと言うとこれまた特別な人がやることのように思えますが、アート&デザインと考えればいいようです。
AIを使いこなすには、理系的なスキルだけではなくて、人間らしい創意工夫で問題解決する姿勢が必要なんですね。

文科相補佐官で東京大・慶應義塾大教授の鈴木寛さんとの対談では、このアート&デザインを「善と美」と呼んでいます。
AIを利用した仕事をするためには、善(=よりよいもの)と美(=より美しいもの)が判断できないといけません。
その基本となる考え方がアート&デザインなのです。

『君の名は。』も役に立つ?

これからの時代に必要な理系アタマを育てるのにいいのが、想像力と創造力を育てるSF小説、と成毛さんは言います。
昔読んだなぁ、ジュール・ヴェルヌ。
もう少し気軽に読める感じだと、筒井康隆とか星新一とか。今どきの子どもたちも読むのかなぁ。

昔はSF映画もいろいろあったよね。『E・T』とか『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか。
最近はどうなんだっけ?SF映画…、と思ったら、そうだ、『君の名は。』だって時空を超えたり人の心が入れ替わったり、SFだよね。

あ、成毛さんが『君の名は。』を薦めているわけではないので念のため。
成毛さんがお薦めする本のリストが巻末についてるので、気になる人はチェックしてみては。