【東京定食ランチめぐり～赤坂編】昭和史の街の野菜たっぷりちゃんこで温まる

首相官邸や国会議事堂が近くて、ラグジュアリーな大人の街というイメージですが、ここにもリーズナブルな定食ランチがあるんです。

この日のお昼は赤坂。
つい先日『アド街ック天国』でも特集していた街です。
かつては力道山が刺されたクラブ「ニューラテンクォーター」があったり、渡尼前のデヴィ夫人がホステスをやっていた「コパカバーナ」があったり。
ニューラテンクォーターは、火事で大惨事となったホテルニュージャパンの地下にあったのだそうです。
今回東京に来るまではほとんど降りたこともなかったですが、なかなか昭和史を賑わせた街だったようです。

夜の街、繁華街としての赤坂の歴史は江戸時代に始まります。
地下鉄の駅名にもなっている溜池は、かつては本当に池で、江戸城の外堀の一部になっていました。
この池は上野の不忍池と並ぶ江戸の景勝地として知られたそうで、池を臨むこの地に茶屋が建ち並びました。
界隈は花街としての歴史を重ね、昭和30年には料亭80軒を数えました。
「料亭政治」「政治は夜、動く」と言われた時代です。

ナイトクラブが姿を消し、料亭がすっかり減ってしまった今も、繁華街として賑わいを見せています。
韓国料理のお店が目立ちますが、最近はホテルやゲストハウスも増えているようです。

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そんな赤坂で定食ランチを出してくれるのが「力士料理富風」。赤坂通りから少し溜池寄り、スーパー吉池の近くのビルにあります。
１階のインド料理店店頭のカレー弁当を横目にエレベーターで３階に上がります。

赤坂で定食ランチ。たっぷりのちゃんこ鍋で温まる。唐揚げもついて750円はリーズナブル。#tokyo #lunch

メニューに一番人気と出ていた「ちゃんから定食」。
ちゃんからの「ちゃん」はちゃんこ鍋、「から」は鶏の唐揚げです。
これで750円というのも驚きなのですが、唐揚げのつかない「ちゃんこ定食」はなんと600円。
ちゃんこ鍋はかなりたっぷり入っているので、これでも十分かもしれません。

店名の富風はご主人の現役時代のしこ名だそうです。
化粧まわしには金田一春彦の名前が！

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いいお店なのですが広くはないので、もしかしたら入れないこともあるかもしれません。
この周辺でリーズナブルな定食ランチが食べられそうなお店をいくつか探してみました。

・赤坂あべちゃん
溜池交差点から少し入ったところにある、もつ焼きの店。
お昼はもつ煮込み定食がなんと600円だそうです。

・宮崎酒房くわ
赤坂見附駅近く、一ツ木通りからちょっと入った小路沿いにある宮崎料理のお店。
宮崎といえばチキン南蛮、ランチなら700円です。

・はやし
赤坂Bizタワー近く、「日本一の親子丼」ののぼりが目印。
ランチメニューは親子丼だけ。
どこが日本一なのか、気になります。

ラーメンとかパスタとかいろいろ選択肢はあるけど、できればご飯の定食にしたいんです。
だって、おコメの国の人ですから。

次はどこの街で探そうかな、定食ランチ。