【東京・惜しい地下道】つながりそうでつながらない地下道のつながらない理由
東京での移動はほとんど地下鉄、歩くのも地下を歩くことが多いです。
ほとんど地底人です、はい。
東京の地下街や地下道ってすごいですよね。
思いがけないところまでつながっていて、雨風や灼熱の日は本当に助かります。
でも、ここをもうちょっと行ければこっちの地下道とつながるのに…と思うところもあるんです。
【1】大手町駅~日本橋駅〈惜しい度★★★〉
大手町駅と東京駅周辺は先ほども書いたように地下道天国。
最長で、大手町のJAビルから八重洲地下街や東京国際フォーラムなどを通って東銀座まで約4キロもの間を、ずっと地下で行けてしまいます。
ルートもいろいろあって地下道マニアにはたまりません。
・日本一長い地下通路、歩いてみたら…|東京ふしぎ探検隊|NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK2600L_W1A420C1000000
そんな東西線大手町駅の東端、B10出入口を出ると呉服橋交差点の前に出ます。
地上で交差点の向こうを眺めると、おや?東京メトロのマークが見えるじゃありませんか。
行ってみるとそこは東西線日本橋駅のA1出入口でした。
日本橋駅も銀座線、東西線、都営浅草線がクロスする、なかなか大きな地下駅です。
大手町駅と日本橋駅ってこんなに近いんですね。
というか、外堀通り一本隔てただけのこの両駅地下道、もう少し掘って地下でつなぐことはできないの?
つながったら、さらに広大な地下空間になるのですが…。
そう思って地図を眺めてみると、間を隔てる外堀通りに何かがある…?
それは地下を走る高速道路でした。
東京駅の東側、八重洲周辺の外堀通り地下には首都高速道路の会社線が走っているのでした。
通り一本分くらい掘っちゃえばいいじゃん!と思いましたが、そう簡単にはいかないようです。
【2】新橋駅~内幸町駅〈惜しい度★★〉
汐留シオサイトから新橋駅にかけても広大な地下空間が広がる場所のひとつですが、新橋駅をはさんで反対側の西側にも地下道がずーっと続いて、内幸町の東京電力までつながっていることを知る人はもしかしたら少ないかもしれません。
東京電力近くで地上に出ると、その隣にはみずほ銀行日比谷本部ビルがあり、国会通り沿いに長さ170mのサンクンガーデン(地下広場)が日比谷通りの方まで伸びています。
新橋駅からの地下道がそのままこのサンクンガーデンにつながり、さらに日比谷通りの地下にある都営三田線の内幸町駅にまでつながっていれば、汐留シオサイトから新橋駅や内幸町駅、日比谷シティを通って霞ヶ関駅までつながる大きな地下道ができそうなものなのですが…。
実はこのサンクンガーデンはどちらにもつながっていないんです。
国会通りを一本越えるだけで内幸町駅につながりそうなものなのですが…なぜつながっていないんだろう?
結局理由は分かりませんでした。
【3】東池袋駅~池袋駅〈惜しい度★〉
池袋のサンシャイン60って、池袋駅からちょっと距離があるし、サンシャイン通りはいつも混んでいて歩きにくいなぁ…と思っていましたが、有楽町線の東池袋駅から地下道でつながっていたんですね。
これは便利。
東池袋駅からサンシャインのショッピングモールを通って、東急ハンズのところで地上に出るのではなくて、そのままサンシャイン通りの地下を池袋駅の地下街まで行けたら…と思いましたが、意外と距離がありました。
…すみません、あまり惜しくなかったですね。
◇ ◇ ◇
東京の地下空間は、例えば渋谷駅周辺のように再開発や新しいビルができるのに伴ってどんどん広がっています。
ここに挙げた惜しい地下道も数年後にはつながっていた!なんてことがあるのかもしれません。
いろいろ見てきましたが、一番惜しいのは実は新潟市の万代クロッシングだということが分かりました。
どうしてラブラ万代地階のイオンに直接つながっていないんだろう。
ほんの数メートル掘ればつながりそうなのですが…。