マチフル -machifull-

新潟や日本や東南アジアの街ネタブログ。見たり聞いたり読んだり買ったりの感想メモも。目指すは陸マイラー。

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【シン・ゴジラ(2回目)】仕事で使ってみたい?名セリフの数々を復習

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映画『シン・ゴジラ』の公開から約1年。
この春から東京に来て、ゴジラの襲撃に遭ったこの街でもう一度観たいと思っていました。
こうして大スクリーンで観られるなんて。
しかも元祖『ゴジラ』との2本立て!
ありがとう、新文芸坐さん。

https://www.instagram.com/p/BW2WANBg1YH/

やっぱりこの映画は名作。「苦しいところですが、ご決断を」「今ここで決めるのか! 聞いてないぞ」「まずは君が落ち着け」「礼はいりません。仕事ですから」など、日常生活で使える名セリフもいろいろ。火曜日までやってるのでぜひ。僕ももう1回は観に行きたい。#シンゴジラ

池袋の新文芸坐で21日から『シン・ゴジラ』と1954年に公開した『ゴジラ』の2本立て上映が始まりました。
早速行ってきましたよー。

ほぼ1年前に『シン・ゴジラ』を観た時に受けた衝撃は当時ブログに書いてました。
怪獣映画でしょ?と最初は少しなめていたのですが、ホントすごい映画でした。
Twitterで評判を聞いて、すぐ観に行ってよかった!
◇庵野総監督の新解釈!『シン・ゴジラ』がすごい【後半ネタバレあり】
https://furumachi11.wordpress.com/2016/08/01/%e7%89%b9%e6%92%ae%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%82%92%e8%b6%85%e3%81%88%e3%81%9f%e7%89%b9%e6%92%ae%e6%98%a0%e7%94%bb%e5%ba%b5%e9%87%8e%e7%b7%8f%e7%9b%a3%e7%9d%a3%e3%81%ae%e6%96%b0%e8%a7%a3%e9%87%88/

その後『シン・ゴジラ』は2016年の邦画興行収入で2位を記録する大ヒットとなりました。1位は社会現象にまでなった『君の名は。』ですから、すごい年だったんだなぁ。
300人を超えるキャストや早口で展開される官僚たちのセリフ、頻繁に表示される場面説明の明朝体テロップなど、本筋のストーリーや特撮以外にも楽しめる要素が多いのもこの作品の特徴と言えそうです。
『君の名は。』の展開の速さも話題になりました。
情報を詰め込む作り方はSNS時代ならではかもしれません。

◇ ◇ ◇

今回改めて観て、一番気になったのが日常生活で使いたくなるセリフの数々です。周辺で流行っていたんです、これらのセリフ。
いくつか書き記しておきます。

◇「苦しいところですが、ご決断を」
柄本明扮する内閣官房長官が自衛隊の防衛出動決定を大杉漣扮する総理大臣に促すシーンです。
会議で使ってみたいです、ご決断を。
それに対して総理が「今ここで決めるのか! 聞いてないぞ」と言うのもいいですね。会議あるある。
東日本大震災の原発対応でも首相官邸でこんなやり取りがあったのでしょうか。

◇「まずは君が落ち着け」
「水ドン」として有名になったシーン。
松尾諭扮する保守第一党政調副会長が、ゴジラ襲来で首都機能と内閣が完全崩壊した状況下で取り乱す内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)を諭して、水の入ったペットボトルを手渡し、こう言うのです。
何から手をつけたらいいやらと、とっ散らかった状況を落ち着かせてくれる一言。ペットボトルの水とともに用意しておきたいです。

◇「礼には及びません。仕事ですから」
これは僕が一番グッと来たセリフです。
ゴジラ凍結へ向けた「矢口プラン」の準備を終えた自衛隊に、思わず礼を言う矢口蘭堂。
でも國村隼演じる統合幕僚長はさらっと一言、こう言うのです。
これぞプロですね、かっこいいです。
これは大仕事を終えた時に言ってみたい!
でもその前にきっととっ散らかるので水ドンが必要になりそうです…。

◇ ◇ ◇

セリフを見ても分かるように『シン・ゴジラ』は、特撮やCGの派手さだけでなく、想定外の状況下で右往左往しながらもきっちり職務を全うする「仕事映画」でもあるわけです。
だからただの怪獣映画に終わらないリアリティを感じさせ、共感を呼んだのでしょう。

『シン・ゴジラ』と『ゴジラ』は25日まで上映中。
もしかしたらイベントなど以外ではスクリーンで観る最後のチャンスかもしれません。急いで!

 

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