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マチフル -machifull-

新潟や日本や東南アジアの街ネタブログ。見たり聞いたり読んだり買ったりの感想メモも。目指すは陸マイラー。

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【新潟県糸魚川市】大火災発生…情緒ある街並みと防災の両立は難しいか

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糸魚川は僕の父が30年近く前に単身赴任で暮らした街。父は「親不孝通りが燃えてしまった…」と嘆いていました。

22日、新潟県の糸魚川市で起きた大規模火災は、約150軒を焼く大災害になってしまいました。

類焼面積は4万平米にも及び、新潟市で例えると、本町通りから西堀通り、征谷小路から新堀通りまでが焼き尽くされた計算になります。

 

被害にあったのは、古い木造家屋が密集した中心市街地でした。

長屋造りの町家が連なり、通りにも木造の雁木が続き隣近所とつながっていたことから、燃え広がりやすかったと思われます。強風で広い範囲に飛び火し、県内最古の酒蔵と言われる「加賀の井酒造」や、創業200年近い歴史のある料亭「鶴来家(つるきや)」も全焼してしまいました。

◇ ◇ ◇

雁木と木造家屋が続く中心市街地は、構造的に燃えやすかった一方で、雪国らしい情緒ある街並みが広がっていました。

 

これから街を再建していく中で、災害が広がりにくく安全な街を目指すのか、それとも元のような情緒ある街並みを取り戻すのか、議論になるのかもしれません。

以前に紹介した『本当に住んで幸せな街~全国「官能都市」ランキング~』 (光文社新書)でも、武蔵小山の「暗黒街」という味のある飲食街が取り壊され、安全だけど味気ない高層マンションになっていったことに疑問が投げかけられていました。

大阪の法善寺横丁のように、建物は低層のまま、道路幅も狭いままでも、しっかり耐火した建物にすることで、元のような街並みを再生した例もあるんですよね。

安全か、情緒ある街並みか、二者択一ではなく、うまく両方を兼ね備えた街並み再生ができるといいのですが。

 

糸魚川市本町の洋菓子店Ichikoさん。 残念… #糸魚川 #昭和レトロ

Hiro Naito🇯🇵さん(@knight3776)が投稿した写真 -

 

地元に暮らす人だけでなく、僕の父のように糸魚川に思い入れのある人はたくさんいるでしょう。

そんな多くの人の思い出に残る風景を取り戻すことが「心の復興」につながるはず、と思うのですがいかがでしょうか。

一日も早く日常生活が戻りますように。