【横須賀ドブ板通り】世界が平和なら、この街もきっとピースフル
久しぶりのドブ板通りは、米兵さんでにぎわってはいたけど、どこかピースフルな感じ。
あの頃よりは世界は平和なのかな。
一昨年の11月、横須賀に行ってきました。
横須賀は大学時代に、よく遊びに行っていた街。
なかでも米軍基地からのびるドブ板通りは、前より寂しくなったと言われながらも、独特の緊張感のある通りでした。
外国人慣れしていない田舎者の僕なんか、通りの端っこを小さくなって歩いたものです。
◇ ◇ ◇
20年ぶりに夜に歩くドブ板通りは…あれ?なんだか明るくなったみたい。
歩道の舗装や街灯などが新しくなっていたようです。
通りを歩く米兵さんも多くて、なんだか前よりにぎわって見えました。
そうか、空母ジョージ・ワシントンか!
昼間に米軍基地などを海から臨む観光船に乗った時に、空母ジョージ・ワシントンが停泊していたのが見えました。
遠く観光船から眺めても巨大な空母には、多い時で5千人を超える米兵さんを乗せて航海しているそう。
ちょうど数ヵ月の航海を終えて、横須賀軍港に停泊したところと、ガイドさんは話していました。
数ヵ月ぶりに地上に戻った米兵さんたちが、ドブ板通りに繰り出していたのでしょう。
屈強な男たち(一部女性の米兵さんも)で、ドブ板通りはにぎわっていました。
かつては米兵による暴力事件などの話もあったドブ板通りでしたが、この夜は、久しぶりの再会にハグする人もいるなど全体に平和な雰囲気で、昔とは変わったなぁと感じました。
飲食店からは、大音響の音楽とにぎやかな声が、通りまで聞こえてきます。扉が開いて米兵さんが出入りするたび、暗闇に派手な照明がキラキラしているのが見えます。
いかにもアメリカンな雰囲気にわくわくしながらも、そこに飛び込む勇気はなく、お向かいのもう少し明るく健全そうなお店に入り、カウンターの端っこで小さくなって日本人店員さんと話していました。
そうこうするうちに、通りがだんだん静かになってきました。
時計を見ると深夜0時近く。米軍の風紀委員?らしき人がお店や通りにいる米兵たちに声をかけています。
そう、米兵さんたちは門限があったんですね。
お店を出ると、お店も多くが閉店準備。すっかり街は静まりかえっていました。
◇ ◇ ◇
毎年感謝祭からクリスマスにかけて、空母は横須賀に停泊し、乗組員さんたちは地上でしばしの休暇を楽しむのだそうです。今年もそろそろにぎわっている頃でしょうか。
イスラム過激派によるテロなど世界はきな臭くなっていますが、今年のクリスマスシーズンもドブ板通りと世界が平和でありますように…。