マチフル -machifull-

新潟や日本や東南アジアの街ネタブログ。見たり聞いたり読んだり買ったりの感想メモも。目指すは陸マイラー。

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【新潟古町】街ネタブログ「マチフル -machifull-」、新潟古町から発信します

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新潟も寒くなってきました。
日本海から吹き付ける北風に、寒い! と叫びながら古町を歩いています。
いつかサムイ島で「なんだ、暑いじゃないか!」と叫びたい。

新潟古町から街ネタブログ「マチフル -machifull-」を始めます。
ブログのタイトルはもちろん僕の住む街、古町から。
あとは「ネタフル」から「オジフル」「ユタフル」と続く「○○フル」 リスペクトの流れに乗って…。勝手にリスペクトして、すみません!

このブログでは、各地の街ネタや、僕が見たり聞いたり読んだり買ったりしてきたことを書き綴るつもり。
まずは僕が住む街、新潟市古町を軽く紹介したいと思います。

◇ ◇ ◇

新潟駅から海寄りに約1.5キロほどのところに、新潟市のかつての中心街、古町(フルマチ)があります。
新潟駅と古町の間には信濃川が流れています。
幅はだいたい勝鬨橋の辺りの隅田川を少し広くしたくらいでしょうか。
今でも結構広いですが、戦前に川が埋め立てられるまでは今の倍くらいはあったとか。

ブラタモリでも「砂の町」と紹介されたように、古町界隈は信濃川の砂州にできた港町。
かつては信濃川から網の目のように堀が巡っていました。
今では堀はすべて埋められてしまいましたが、450年前にできた堀と小路からなる街路が今でもほぼそのまま残っているのは、ちょっと驚きです。
街路がそのままなので「あの角は江戸時代に刑場だった」なんてのも丸わかりです。

「かつての中心街」と書いたとおり、かつては買い物客でにぎわった古町界隈ですが、今では買い物の中心は新潟駅寄りの万代や郊外のショッピングモールに移ってしまいました。
ターミナル駅周辺や郊外店がにぎわうのは他の街もそう、仕方ないよね…と言いながらも、古町側の住民としては寂しいですね。

◇ ◇ ◇

古町から信濃川を渡って万代や新潟駅周辺に行くと、東京に来たのではないかと錯覚することがあります。
人通りも古町よりは多いですが、それ以上に感じるのが、飲食店などのお店の作りの違い。
駅周辺のお店って、店先にメニューが出ていて、外からも中の様子が見えて、オープンなんですよね。東京っぽい。

一方、古町のお店は、扉を開けるまでは中の様子が分からないところが多い。
新潟の人って奥ゆかしいと言われることがありますが、それって見た目では何を考えているか分からないってことだったり 。
古町のお店もそんな感じですね。よく言えば奥ゆかしい。重い扉をガチャっと開けると、なんだ、いいお店なんじゃない?って。新潟の人と一緒でしょ?

…というわけで、古町界隈は本当の新潟が見える街。
北風に吹かれて寒いと叫びながら、重い扉を開けると、お店の温かさにホッとする…そんな街です。
難しい言葉で言うと「センス・オブ・プレイス(その場所を特別と感じさせる個性)」ということになるのかな。リトル東京じゃないよ、という感覚。

でも夏になると意外と暑くて、東京などから来た人に「なんだ、暑いじゃないか!」と言われたり。

◇ ◇ ◇

なんか「です」「ます」調って、慣れないですね。